世界女性デーに「十二単お服上げ」
〜 パリ・ユネスコホール 〜
 2007年3月8日(木)より、フランス・パリのユネスコホールにおいて「世界女性デー」のイベントが1ヶ月にわたって行われています。これは、ユネスコ本部政策的計画事務局の「人類平等と女性のための部門」と、JFJFグループとのコラボレーションによるものですが、そのオープニングイベントに、国際文化学園 荘司礼子 副校長が招かれ、十二単のお服上げをご披露することとなりました。

十二単お服上げ
パリ・ユネスコ本部で、
平安文化がよみがえった夜
十二単、束帯に喝采の嵐
3月8日(木)夜7時30分より、フランス・パリのユネスコ本部において、「世界女性デー 日本〜雅の夕べ」が開かれ、その中で、本学園荘司礼子副校長による十二単お服上げのステージが披露されました。

2000名収容のホールは、2階席までびっしり埋まり、そのほとんどがフランス人を中心とした外国人で、海外での日本文化への関心の高さが感じられました。

照明が暗転し、静寂の中に笛の音が響くと、まず装束が運ばれ、ついで前衣紋者、後衣紋者が所定の位置に進みました。後衣紋者が静かに立ち上がり、おもむろに鈴を鳴らすと、それを合図にお方様が登場し、お服上げが始まりました。

フランスの有名演出家クリストフ氏の指示による、日本の伝統色をイメージした照明が舞台を染める中、単、五衣、打衣・・と、一枚一枚衣が重ねられるたびに、場内からは感嘆と驚きの声が上り、最後に、檜扇を持ったお方様が立ち上がると、一段と大きな拍手が上りました。

そして、衣紋者が下がり、照明が変わると、今度は、舞台後ろを下手から上手に向かって衣冠束帯姿のお方様がゆっくりと行過ぎていき、その後十二単のお方様がおもむろに舞台を巡り、ゆっくりと袖にはけていきました。平安朝の雅な情景が、一夜、ユネスコホールによみがえった瞬間です。

会場の盛り上がりは最高潮を向かえ、再び喝采がおこり、いつまでも鳴り止まない拍手の波につつまれました。

終了後、会場を後にするお客様からは「信じられない」、「美しい」という賞賛の言葉をおくられ、あらためて、十二単という平安文化の底深さと力強さを認識しました。

この模様は、早速3月9日(金)の朝に、NHKの8時30分からのニュースで報道され、また、16日(金)には、日本テレビ朝4時からの情報番組「Oha!4」で紹介される予定です。

UNESCO
ユネスコ= 国際連合教育科学文化機関。正式名称は United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization。「UNESCO」はその略称。

教育・科学・文化の協力と交流を通じて、国際平和と安全に貢献し、人類の福祉を促進することを目的とした、国際連合の専門機関であり、「世界遺産保護活動」「世界寺子屋運動」などの活動でも知られています。