| ■ やわらかな風が大地に満ち、花の便りに心の浮き立つ今日、私達新入生は、ここ、国際文化理容美容専門学校の入学式を迎えることを、大変うれしく思います。本日は、私達、第112期新入生のために、このように盛大な入学式を催して頂き、まことにありがとうございます。理事長先生、校長先生をはじめ諸先生方、ならびに来賓の皆様に、心より御礼申し上げます。
いつからともなく夢であった、美容師という仕事。ヘアスタイリングやメイクなどによって、人の印象を様々に変えることができ、そうすることで、人を喜ばせたり、幸せな気持ちにさせてくれる。そんな美容師さんの存在が、私には誰よりも光っているように見え、友達みんなの夢も、絶対美容師のはずだと、思い込んでいた時期もありました。
いくつもの案内書を取り寄せ、学校見学を始めた高校二年の夏。その年最後に訪れたのが、この学校でした。先生の熱のこもった指導、それを一つも聞き逃すことのないように受ける先輩方。そのまなざしはまるで、宝探しをしているかのように夢中で、輝きに満ちていて、この環境での生活が、夢の実現を後押ししてくれる。そう私に確信させました。
以前見た本に、アフリカ民族の、とても綺麗に編みこんだ髪が載っていました。私はそれを見て、国や地域によって、衣・食・住の文化だけでなく、髪の文化も異なることを知り、将来、いろいろな国へ行き、たくさんの人の髪を切りたいと思うようになりました。そのためには、日本の文化を身につけていることも大切です。他の専門学校にはあまり見られない礼法の授業により、世界に誇れる日本の礼儀を学べる点も、志望校決定の大きな決め手となりました。
自ら選んだ学校への入学が決まり、今日からその学校の一員になることを思うと、期待で胸がいっぱいです。これから学ぶ、たくさんの授業の中で、最も興味を惹かれているのは、パーマの授業です。国分寺校のチャレンジプログラムに参加した際、パーマの仕上がりは、道具の種類や巻き方などにより変化することを学びました。どの道具をどのように巻くかによって、できるパーマのバリエーションは、数多くあることを知り、色んな組み合わせを試してみたいと思っています。
また、デッサンの授業にも興味があります。学校を訪れると、一番最初に目に入るのが、数々のデッサン画。どれも写真のようで、いつ見ても釘付けになってしまいます。卒業記念発表会での、先輩方が絵を書き上げていく姿は、とても凛としていて、私もあんなふうに、大きなキャンパスに素敵な絵を書けるようになりたい。そう思いました。
一年次にある、ヨーロッパ海外研修では、ロンドン・パリへ赴き、市外観光や、美術、博物館巡り、ヘアショーも見学できると聞いています。歴史ある建造物や芸術を実際にこの目で見て、異国の文化を肌で感じ、吸収していきたいです。
新たな生活に心を躍らせている反面、不安に思うこともあります。今まで何かにつまずいた時、気分転換としていたのが、自分の好きな事。その好きな事が主となるこれからの生活で、壁にぶつかってしまったら。そんなことを思うと、一体どうしたらいいのか考え込んでしまいます。
努力をしても、思うようにいかない時、忙しさの中に、自分を見失いそうな時、私はどう乗り越えるのだろう。ただ、一つだけ確かなのは、なりたい自分になるために、一心不乱に前へ進んでいこうということ。私達には、どんな時でも温かく見守り、支えてくれる家族がついている。そして、同じ夢へ向う沢山の仲間がいて、頼れる先輩や先生方がいらっしゃいます。そんな心強い味方がいれば、どんなに辛い事にも苦しい事にも、逃げずに立ち向かっていけると信じています。
国際文化の校是である言葉、「つくす心」。今の私には、まだそれがどんなものなのか、はっきりとはわかりません。ですが、この学校での二年間を経て、旅立ちを迎えるとき、少しでも多く、自分にとっての「つくす心」を見つけているように、国際文化理容美容専門学校の学生であることに誇りを持ち、これからの学校生活を送りたいと思っています。そして、ここで学ぶ全てのことを、これからの時代を生きる私達にとっての大きな力とすることを誓います。
理事長先生、校長先生、諸先生方、二年間、私達をどうぞよろしくお願いいたします。
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